転職エージェントから希望と違う職種を勧められる理由

転職活動を始めたばかりの時は転職サイトや、転職エージェントからの求人で希望と違う職種を勧められられると、応募してよいのか悩みますよね。転職活動の際の判断の参考情報と、転職情報の利用法について解説していきます。

転職情報の種類

転職情報は、大別して5種類に分類できます。
利用している転職サイト(エージェント)によっても違いますし、転職サイトと転職エージェントの両方を利用していることもあるでしょうが、転職活動をしていると、このような種類の転職情報が提供されます。

転職情報の種類
  1. ハイキャリア向けの転職サービスからのスカウト
  2. 転職エージェント会社の企業担当エージェントからのスカウト
  3. 転職エージェント(専任の担当者,キャリアコンサルタント)からの企業情報
  4. 転職サイト(または転職エージェント)のパートナーコンサルタントからのスカウト
  5. 転職サイトからメールマガジン的に配信される転職情報

転職情報のそれぞれについて詳しく解説していきます。

ハイキャリア向けの転職サービスからのスカウト

転職サイトや転職エージェントのうち、登録型のサービス(ハイキャリア向けの転職サービスに多い)からのスカウトです。多い時には日に2-3通、少ない時には2-3か月に1通などスカウトの頻度はまばらですが、厳選されたスカウトを得ることができます。
企業から直接コンタクトがあるサービスなどもありますね。
マネジャー職、外資系、年収800万~1200万円位の求人が充実しています。
意外な非公開案件に出会える可能性が高いのが特徴です。

転職エージェント会社の企業担当エージェントからのスカウト

特に転職活動を始めたばかりは、専任のエージェントとは別のエージェント(企業担当エージェント)が企業応募を勧めてくるケースがあります。
転職エージェントに登録している情報を基に紹介してきますので、志望とのマッチングはある程度取れているため、応募しようかどうか迷う案件が多く頭を悩ますことになりますが、企業担当のエージェントはその企業との太いパイプを構築していることが多く、担当エージェント(キャリアコンサルタント)経由で自己応募している企業よりも有利に転職を進められることもあります。

転職エージェント(専任のエージェント)からの企業情報

担当の専任転職エージェントからも転職者の希望に合った企業情報を提供されます。
ある程度、転職者の応募数や希望、転職内定の可能性などを勘案して特にお勧めされないこともありますし、多少希望と違う職種を勧めてくることもあります。エージェントは応募者の希望を考慮しながらも、転職成功可能性のある程度高そうなものを勧めてくる傾向にあることは念頭に置いておくべきです。

転職サイト(または転職エージェント)のパートナーからのスカウト

転職サイトや転職エージェントに登録した転職者情報を元に、パートナー企業のエージェント(キャリアコンサルタント)から、スカウトメールのような形で転職情報を提供されることがあります。
残念ながらほとんどメルマガ的なスカウトが混じってることがありますが、専任エージェントからの厳選されたスカウトも多くあるのが特徴です。転職サイトでは非公開の案件も多く、定期的にチェックしたいスカウトになります。

転職情報の活用

ハイキャリア向けの登録型転職サイトを除き、すべての転職情報は転職エージェント(または転職サイト)に登録した情報を基に提供されます。転職エージェントに登録後、様々なスカウトを受けるため、『エージェントとの面談で話した内容と違う』『希望と違う職種を勧められた』と感じる方もいらっしゃるでしょうが、ある意味これが転職サイト・転職エージェントを利用するメリットです。
提供される転職情報から、自身に対する市場が『求める職種』像を見ることができます。
いろんなレイヤーからの転職情報に『こんな企業のお誘いが』『魅力的な求人紹介がない』と一喜一憂せずに、自身の市場におけるポジションを確認していくのが良い付き合い方です。

応募者のスケジュール別のスカウト利用法

それでは、どのようにスカウトを利用していけばよいでしょうか。

転職エージェントの中には『登録後3か月』に限って、転職エージェントのサポートを受けられるサービスもあります。また、通常転職希望者は転職時期的な事情でやはり、2-3か月内には転職活動に目途をつけます。

このスケジュール感は少々タイトです。日々受け取るスカウトに応募していると、専任の転職エージェントとのやり取りの障害になったり、当初の計画を大きく狂わせてしまうことになりかねません。

転職技術部では、以下のようなスケジュール別の利用をお勧めしています。

スケジュールの考え方

ステップ1.
『長期での転職を考えているフェーズ(6か月以上)』

転職予定時期まで以上6か月以上ある方は、じっくり求人を吟味したり、スカウトを受けたりしながら転職市場を探っていくことができます。
ハイキャリア向け転職サービスのスカウトを受けましょう。1-2か月経過したらステップ2に移行します。

ステップ2.
『ある程度余裕はあるフェーズ(4-5か月)』

転職予定時期が4-5か月後、そのような方は通常よりは様々なスカウトを受ける時間的余裕がありますので、転職サイトに登録後、1-2か月は情報収集と転職先の絞り込みを行うことができます。
転職サイトのパートナーエージェントからのスカウトを受けましょう。

ステップ3.
『通常の転職フェーズ(2-3か月)』

当初の計画にないスカウトを受ける時間的余裕が持てないのが現状です。

転職サイト(エージェント)への登録を行って、早々に面談を面談、転職相談を組んでください。
専任の転職エージェントは(応募者の転職成功率) x (応募者の希望) が最大化されるような案件を紹介してくれます。
転職エージェント(キャリアコンサルタント)からのアドバイスを参考に妥協点を探ることも考慮します。

転職エージェント利用の注意点

ステップ3 でのエージェントは1社に限る
転職成功者は複数の転職サイト(エージェント)に登録しているということですが、ステップ3. に該当するフェーズのあまり時間がない状態では、キャリアコンサルタント(専任のエージェント)の複数人対応は時としてスケジュールに破綻をきたし、転職活動を崩壊させます。出来れば、1社に絞ったほうが良いです。

時間の取れた方は、ステップ1. 2で他のエージェントとのやり取りで転職活動の進め方には慣れていますし、自分の相場(ポジション)も見当がついているでしょうから、より、効率的に戦略的に転職エージェント(キャリアコンサルタント)に相談できるでしょう。

お勧め転職エージェント

まだ転職時期にある程度余裕のある状態(4-5か月)でしたら、ぜひリクルートの転職サイト【リクナビNEXT】のような転職サービスに登録してください。いわゆる転職サイトですが、多くの案件にアクセスできますから、皆さんの志望度やマッチングが非常に高い1社を探してください。

リクナビNEXTの登録(申し込み)


いよいよ転職希望時期まで2-3か月になったが、あまり手ごたえが良くない。あるいは今転職活動を始めたが、転職希望時期まであまり時間がないという方は、スグに【リクルートエージェント】のような転職エージェントに登録し、手厚い転職支援のサービスを受けられることをお勧めします。

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