新型コロナウイルス感染症の転職活動への影響(対応状況)

新型コロナウイルス感染症の転職活動への影響が面談、面接やセミナーなど様々なところで顕在化しています*1。現在の状況と今後の見通しについて考察しています。

感染症の状況は刻一刻と悪くなっており、緊急事態宣言の発令や外出自粛、休業要請がより厳しいものになってきています。
事業継続であっても、在宅勤務、テレワークを中心とした対面での業務が推奨されているのが現状です。現在の状況について見ていきましょう。

企業のリモートワーク状況

従業員の「在宅勤務・リモートワーク」の運用状況は、「実施した」が18・2%にとどまった。規模別では大企業が52・0%実施していたが、中小企業は85・7%が「実施していない」と答え、明確な差が表れた。

【引用】京都新聞(4/16) https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/221935

大企業は大半の企業が在宅勤務やリモートワークを実施しており、大手の転職エージェントに関しても、サービスに影響が出ています。主な転職サービスの対応状況を見ていきましょう。

主な転職サービスの対応状況 4/16時点

リクルートエージェント

新型コロナウィルス感染拡大防止のため、リクルートエージェントではお客様との転職相談をすべて「お電話」にさせていただいております。

【引用】リクルートエージェント(4/16) https://www.r-agent.com/

マイナビエージェント

株式会社マイナビ(以下、当社)では、社会的情勢を鑑み、福井県にある事業所においても、在宅ワークを基本とした業務体制に移行することをお知らせいたします。

【引用】マイナビ 新型コロナウイルス感染拡大に関する当社の取り組みについて・第五報

東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・福岡・愛知・岐阜・石川・北海道・三重・広島・香川・福井の事業所で在宅ワークを基本とした体制に移行しています。

doda

【1】dodaエージェントサービス
現在、キャリアカウンセリングは原則「お電話」で実施させていただいております(一部、オンラインカウンセリングも含む)。

【2】「企業に直接応募する」サービス
求人企業各社の状況により、選考結果の通知の遅れ、面接の中止や延期などの可能性があります。

【引用】doda【お知らせ】緊急事態宣言(新型コロナウィルス感染拡大防止)
にともなうdodaサービス体制について

パソナキャリア

1)当社社員による転職サポートについて
当社社員が出社不可能となった場合でも、お電話やWEB会議システムを利用して、引き続き転職サポートをご提供いたします。ただし、地域によっては諸般の制限により対応が通常より遅くなる可能性がございます。ご了承ください。

2)企業面接について
企業によってはWEB面接に切り替え選考を進めるケースもあります。選考企業によって対応が異なりますので、お客様ごとに個別に調整をさせていただきます。

【引用】パソナキャリア 「特別措置法に基づく緊急事態宣言」時の転職支援サービスのご提供について

転職活動の今後の見通し

リーマンショックを例に、完全失業率の変化をみると2008年9月をピークに徐々に失業率が悪化し、2009年7月に底を打ちました。[*2 財務省統計局 下図参照] このことを今回のコロナショックに置き換えることは難しいですが、影響が顕在化してくるまでは積極的に採用を行わない企業が増えるでしょう。また、底を打ってから回復するまでに2-3年はかかってしまうと考えられます。

*2 財務省統計局 統計トピックス

今後の転職市場としては、次のことが言えそうです。

今後の市場予想
  1. 売り手市場の終焉
  2. 影響なしあるいは採用増の企業も
  3. スキルアップやキャリアアップを目的とした転職が今後増加

売り手市場の終焉

株式会社ディスコの速報*3によれば、2021年新卒採用における影響が出ており、計画変更を行っていない企業は70%を超えているものの、現時点で採用活動に影響が出ている企業は25%に止まっています。

アデコの調査*1では、中途採用において約50%の企業が影響はないと答えているものの、約20%が影響が出ており、また30%が影響が今後出る可能性があると答えています。コロナウィルス感染症の拡大(対策のための処制限)が長引けば、深刻な影響が避けられない状況です。

転職市場において、売り手市場が終焉することが確実視されます。

ITエンジニアの転職に限って言えば、元々求人倍率が7倍を超えるような超売り手市場だったことや、テレワーク、在宅ワークへの移行が比較的容易(場合によっては自身がソリューションプロバイダ)であることもあり、外出自粛の影響を受けにくい業種であることもあり、他の業種に比べれば影響が小さいと考えてよさそうです。これからも売り手市場は続きます

影響なしあるいは採用増の企業も

コロナウィルス感染症の流行がほとんどの人々にとって予想でませんでした。その影響もどこまでかを現時点で予測できませんが、食品、小売や流通、医療・製薬、IT関連(特にテレワークのソリューションプロバイダ)はマイナス影響は少ないでしょうし、スタートアップや中小の企業は採用を強化する傾向にもある*4ようです。

即戦力としての採用は今後も変わらず継続するとみられているため、転職を希望している方は即戦力として働ける業種への転職に止めるほうが良いのかもしれません。

スキルアップやキャリアアップを目的とした転職が今後増加

緊急事態宣言後、『在宅勤務で業務負担が過多になりさらに家族関係が悪化してる』『開店休業状態』というような話も多く耳にしていますが『通勤時間の短縮や時間調整の工夫』によって、自己学習や読書などスキルアップやキャリアアップのための時間が取れるようになった方も多いのではないでしょうか。本格的な転職活動は様子見とし、転職に有効なスキルアップやキャリアアップの自己学習を進める人が増えていることは容易に想像できます。

今転職をお考えの方への提案

有効求人倍率はすでに低下

厚生労働省の資料による2月の発表にもわかるように、すでに有効求人倍率は低下を始めており、求人数自体も減少*5しています。
転職求人掲載媒体の掲載数も2月の24週には11万件だったのに対し、4月の13週には9万件程度に減少*6しています。このことは、人数の減少に止まらず採用自体を中止していることを意味します。

転職するなら今すぐ

コロナ禍を発端とする経済縮小懸念による採用の中止が顕在化しています。短期的に求人が回復することは到底考えられませんので、転職は今するべきです。『面接の日程が組めない』『オンラインの面接になってしまう』など、今までにない転職活動になることでしょうが、臆することなく、他の応募者に先んじて応募していくモチベーションが大切です。

転職エージェント

転職活動を有利に進めるためにも転職エージェントの利用が不可欠です。
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【参考】
*1 アデコ株式会社 新型コロナウィルスの感染拡大による採用活動への影響

*3 DISCO 【速報版】新型コロナウイルス感染拡大による採用活動への影響
*4 エン・ジャパン株式会社 新型コロナウイルス感染拡大による 中途採用への影響 実態調査
*5 厚生労働省 一般職業紹介状況(令和2年2月分)

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